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【備忘録】メドックマラソンのエントリー [メドックマラソン]

メドックマラソンの公式ホームページ(フランス語と英語)は
知りたいことがどこに出てるのか分かりにくく、
情報収集はもっぱら過去に参加した人たちのブログでした。
私も来年のエントリーを考えてる人のために
多少はお役に立てるよう、情報をまとめておこうと思います。

☆日本から参加する場合の選択肢はざっくり3つ。
①日本の旅行会社のツアーに参加
②ヨーロッパなどの旅行会社のツアーに参加
③自分で組み立て

10年前にメドックマラソンのことを知って
日本からのツアーを調べたら60万円超!だったので断念。
しかし今年は30万前後のツアーも出ていました。

ドイツ、イギリスなどの旅行社が
パリやボルドー集合/解散のツアーを出しています。
日本人向けのツアーもあり、2019年は
3泊で1000~1200ユーロぐらい。
(他にもあると思います。ご参考までに)

①②のメリットは
・エントリーを代行してもらえる
・前日のゼッケン引き取りがない
・当日は送迎つきでツアーバスに荷物を置いておける(?)
・シャトー巡りや近隣の観光がオプションで選べる

私たちは③自分たちでエントリーしたので
その流れを簡単に。

2月某日    公式サイトをチェック。3月初旬からエントリ開始と知る。
3月1日 (土) 16時(現地時間9時)からスタンバイ。が、まったくサイト動かず。
        英語が得意なアルミさんの息子くんがメールで事務局に問い合わせ。
       「来週以降にオープンします」との返事が届く。
3月3日(月) 夕方(現地時間午前中)たまたまサイトをのぞいた息子くんがオープンしていることに気付いてグループエントリーに成功。この時にエントリー費(88ユーロ×4人分)カード決済。
3月4日(火)~ 各自で自分のデータを入力。健康診断書をアップロード。この時登録したメアドにのちのちのお知らせが届きます。
※ちなみに2018年は3月1日オープンだったようです。


☆エントリーの種類は
・ゼッケンのみ(88ユーロ)
・ゼッケンと後夜祭(軽食、ワイン飲み放題。110ユーロ)
・ゼッケンと後夜祭と翌日のシャトー巡りつき??(131ユーロ)
・ゼッケンと前夜祭と後夜祭と翌日のシャトー巡りつき??(180ユーロ)
※ゼッケン+2泊3日(2回朝食付き)+前日・当日のシャトルバス往復というのもあるようです。
こんな感じで、「ゼッケンのみ」から埋まっていくようです。
いろいろ込み込み部門の内容はちょっと怪しい…間違ってたらすみません。
一応こんなのがあるよ、程度に読んでおいてくださいませ。

☆健康診断書
お医者さんの健康診断書の提出(アップロード)が必須ですが
エントリーに成功してからでも大丈夫。
フォーマットは公式サイトでダウンロードできます。
エントリー時にダウンロードしてもOK。ごく簡単なフォーマットです。
私は、産婦人科医の友人の医院で書いてもらいました。
ついでに血液検査と尿検査をして5000円ぐらいだったかな?
かかりつけのお医者さんで書いてもらって1500円とか
たまにしか行かない病院で15000円と言われたりとか
この費用はバラつきがありました。時間があるときに問い合わせしておくといいかも。

☆シャトルバス
たいていの場合、ボルドー泊になると思うのですが
ボルドーと会場(ポイヤック)は60キロ離れてまして
鉄道も通っていますが便が少ない…。
オフィシャルのシャトルバスが楽ちんなようです。
(レンタカーという手もあります)
前日のゼッケン引き取り、大会当日の2往復分をネットで予約&決済。
エントリー時点では「6月以降」となっていましたが
実際は7月に入ってから受付開始となりました。
私たちは「乗れなかったらどうしよう?」と不安でしたが
実際行ってみたらバスはたくさんあったので
慌てなくても大丈夫だったのかも。です。

★ ★ ★
エントリー始まる前に、飛行機と宿を安く押えていたので
「エントリーに失敗するわけにいかない!」と意気込んでおりましたが
結局、他人任せ(息子くん)ですんなりエントリー完了。
グループエントリーだと、いったん枠を確保したあとに
ゆっくりデータ(住所氏名生年月日など)を入れられるので助かりました。

ただし、2つ失敗しました。
その①
グループのページが出来る前に、慌てて自分のアカウントを取ろうして
途中までフォーマットを埋めていたら、そちらでメアド登録されてしまい、
グループのページにメアドを登録できなかった…。
→Eたんは別のアドレスを登録。石子ちゃんと私はメアド空欄に。
その結果、事務局からの石子ちゃんと私宛てメールは全部、アルミさんの所に届きました。

その②
Tシャツのサイズが男女別。そうと気付かずSサイズを申し込み、キツくて入らず…。
日本人からしてもややタイトな感じでした(T_T)

☆ ☆ ☆
私たちの(ボルドーでの)費用は
マラソンエントリー 88ユーロ
シャトルバス(前日)12ユーロ
      (当日)22ユーロ
ホテル3泊1人分  116ユーロ
合計        238 ユーロ(28000円ぐらい)

ちなみに飛行機はエアフランスで
成田ーパリ乗り継ぎーボルドー
ビルバオーパリ乗り継ぎー成田
の往復で17万円。

高級ホテルではないので、かなーり安く上がりました。
もしまた申し込むとしたら…
ゼッケンのみ、か、大会主催のツアーかな。
あとからオプションでシャトー巡りとか。

スペイン美食旅を別にすると
20万円以内で収まりました!

(後半の鉄道+ホテル3泊分で3万ちょっと。
で、ございました)

いろいろ苦労もありましたが
それもまあ旅の楽しみということで
よい思い出かな。

そしてメドックマラソン、小ネタ編につづくっ!(しつこい)







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メドック番外編③ [旅行]

2泊3日、さんざん美食を堪能し、
心残りなくサン・セバスチャンを発って…

いや、1つだけありましたよ。心残り。
ビーチ沿いの観覧車!
初日にチケット(2.5ユーロ)買ったのに
「混んでるから後で乗ろう」と言ってたら
2日目にはメンテナンス?撤収?? クローズされていたこと。
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窓口のお兄さん(高校生のバイト?)は
「明日も乗れますよ」って言ってたのに(-Φ-)

さて、本題に戻りまして
サン・セバスチャン出発の日は本降りの雨。
タクシーを呼んでバスターミナルへ。

最近できたという地下のバスターミナル、
エレベーターもあり表示も見やすいので旅行者はうれしい。
バス会社が2つあって窓口もお値段も(座席のピッチも)違うようです。
でもまあ、時間で選ぶよね。
一番早い、10分後のチケットが買えました。
悪天候のため、15分ほど遅れて出発です。
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羊が草を食む牧歌的な景色をながめ
およそ1時間半で到着~♪ が、残念ながら大雨…
タクシーでホテルに向かいます。

ホテルはサッカースタジアムの真ん前。
試合のない日だったからか空いていて
11時だったにもかかわらず部屋に入れてくれました。ラッキー♪

ビルバオは1日しかないので、雨でも風でも
外出するわよっ!とトラムに乗ってグッケンハイム美術館へ。
例のあの子を見つけた!と思ったら、おお!雨が上がったーー\(^O^)/
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やはり青空の下だとお花が映えますね!

美術館はチケットを買う人たちの長蛇の列。
やっぱり事前にネット予約しないとね。
私たちは時間がないのでミュージアムショップで
ちょこっとお買い物して、次なるお目当てを。
いました、いました。
六本木ヒルズのより小さめです。
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卵を抱くタコ?クモ??「ママン」

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この美術館の建造をきっかけに
ビルバオはユニークな現代建築の街に変貌したんだそう。
美術館の中のレストランも友人たちに勧められていたので
行ってみたかったのですがゆっくり食事する時間がなくて断念。

川沿いをお散歩してたらアイスクリームの屋台が!
お腹空いてるし買う買う~♪
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とってもおいしかったんだけど、なかなか重くて
若者なら1人でイケそうですが、我々は4人で1つがせいいっぱい。

川沿いを歩いていると、またまた横なぐりの雨が…(T_T)
磯崎新が設計した複合施設につながる橋。
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行きは大雨、帰りは青空。くるくるお天気が変わる~。

雨を避けて飛び込んだレストランでランチ。
石子ちゃんによると、スペインでは
ランチをしっかり取って夜は軽く飲む~みたいなスタイルが多いのだそう。
そしてしっかりランチのパターンは
前菜・メイン・デザート・飲み物のセット。
ワインを頼んで1人20ユーロぐらいだったかな。

おなかいっぱーい!になって旧市街へ。
お買い物もしたいしね~。
こちらはベレー帽元祖のお店。
ベレー.png
石子ちゃんが娘さんへのおみやげに。
1つ21ユーロ。あの女優さんは11色買ったそうですよ奥さん。
そしてあの女優さんの着用写真が飾ってあって
その色は品切れ中でした。

フライングタイガーのスペイン版みたいな雑貨屋さん、
老舗デパート、フランス菓子のお店などを回り、
最後はビルバオ駅に。
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併設のスーパーへGO!と思ったらお休みでした(T_T)
ガッカリして、駅ナカのフードコートで一休み。
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これ、ビルバオ名物のお菓子ですと。
「この色と形でいいのか」(とつぶやく石子)…
食べる勇気はなくコーヒーだけ。
バルが立ち並んでいて、ここでランチしてもよかったな。
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(夜の行動の作戦会議中)

トラムに乗って、いったんホテルへ戻ります。
17時半ぐらいだったかな。
サッカー好きのEたん、「やっぱりスタジアムを見学してくるっ」
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単独スタジアムツアーへ。グラウンドやロッカールーム、スタンドなど
30分ぐらいかけて案内してもらって満足げに帰ってきました(^.^)

まだ明るかったのでジョギングしようかな~と思ってたら
またまた雨…翌日は帰国なのでおとなしく荷造り。
でもってまた夜9時に旧市街へ繰り出しまして。
最後の夜は石子ちゃんと私で満場一致(2人だけだけど)の
「GURE TOKI」へ。
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やっぱり混んでる~~
チビの私に注文係は務まらず、場所取り係に就任。
外のテーブルが空いた!飲み物を置いて確保~!
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私はまたまたチャコリ。
お店の人オススメの魚介スープと鱈の何か。
トキ2.png
またまたフォアグラとチーズケーキ。
干し鱈を使ったピンチョス
そして最後に「名物だからっ」と石子ちゃんのゴリ押し(?)で
カラマリフリット(イカフライ)。
「もうムリだよー」と言ってたのですが、サクサク軽くて
あっという間に完食…。まだまだ元気だわ私たち。

おなかはいっぱいでしたが、
ビルバオ.png
旅を振り返りつつ、最後の夜をしっとりと。
サングリアはここのが一番おいしかった!

翌朝、タクシーでビルバオ空港へ。
kuuko.png
アートな空港です。
そのままスペイン周遊の旅を続ける石子ちゃんと
別れの時を惜しむように、空港内のカフェで朝ごはん。
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フレッシュジュース&ホットサンド。
この旅、最後の食事を済ませ、
石子ちゃんと別れて、帰路に着きました。

ふう、これにて旅の記録は終了です。
でもまだ何かしらつづくっ。(しつこい)

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メドック番外編② [大会]

サン・セバスチャン2日目の朝は
ちょっと早起きしてほぐしジョグ。
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ビーチに出てコンチャ湾をまずは西側へ。
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スペイン王室の別荘?ミラマール宮殿で
折り返して今度は東の山(モンテ・ウルグル)へ。
山って書いたけど標高123メートルだって。
いやーもっとハードな印象だったけどなー。
じょg2.png
たくさんのわんこに会いました。
お散歩コースなのね。
頂上にはキリスト像。だそうです。
ヒンヤリした空気の中を走ってスッキリ。

お部屋でコーヒー、フルーツ、おにぎりなどの
朝食を取って、今回の旅で一番リッチなランチへGO!

マドリード在住の私の後輩ちゃんオススメのレストラン。
ちょっとだけドレスアップしてタクシーで西側の丘へ。
12時40分過ぎに到着~♪ あれ?開いてない…
予約は13時だけど、まさか… そう、開店前でした。
テラスのいいお席でまずはワイン選び。
ワイン好き人向けというだけあって分厚いワインリストに
たじろぐ私たち…と思ったらちゃんとメニューに
お手頃価格のオススメワインが書かれていました。
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まずはスパークリング。スペインですからCAVAで。
ワインとパンとオリーブ、もうこれだけで満足なぐらい。

前菜を4品(生ハム、生牡蠣、お魚スープ、コロッケ)
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メインを3品(お魚ムニエル、子豚のロースト、イカスミ)
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もう、どれもこれも絶品でした!
そしてなかなかのボリューム…
頼みすぎたかも~と言いつつ、でもどれも外れなしで
幸せ~~~♪ デザートを食べられなかったのが無念なり。。

私たちが食べ終わる頃は満席。場所は不便なのにとても人気なのね。。
そしてお会計のあとに、ワインセラーを案内してもらいましたよ。
(予約してくれた後輩ちゃんが頼んでいてくれた♪)
ワインコレクターのオーナーのとっておきワイン。
100年前のもの、200万ぐらいするものなど
ソムリエの説明を聞きながら感心したり、ビビったり。
レストランのワインセラーに入ったのは初めてだったので
とてもよい体験でした。

タクシーで市街へ戻り、五つ星ホテル「マリアクリスティーナ」へ。
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ここのスーベニアショップを勧められてたのですが
おなかいっぱい過ぎて頭が働かず、、、
そしてのちのち、買わずに去った事を後悔したのでした…
石子ちゃんによると、ゴージャスなトイレも一見の価値あり!
だそうです。

そのあとは街中の大型スーパーで
おみやげなどをお買い物して、ホテルに戻りました。
しばしシエスタ…というか荷造りなどして
夜9時にまたまたバル街へ。
スペイン通の友人ツルッ子オススメの肉バルは
前の夜に続いてお休み…。
そして月曜だったので他にもお休みのお店もチラホラ。
それでも2軒はしごして、気になるピンチョスをつまみ
最後はテーブルについてゆっくり飲みました。
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みんなはワイン。私は1人、チャコリ飲み比べ~♪
カウンターに並んでるのだけじゃなくて
ホットなメニューをオーダーすることも覚え
1日目とはまた違うまったりした時間で楽しかった~♪

さてさて、次なる街はビルバオです(つづくっ)


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メドック番外編① [旅行]

マラソン翌日、大会主催のシャトー巡り!には行かず
早々にチェックアウト。

パリではなく、スペインのサン・セバスチャンへ向かいます。
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ボルドー/サン・ジャン駅には外の広場と1階と地下に
カヌレ専門店(最初に行ったお店)「CANELÉ BAILLARDRAN 」がありました。
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日持ちしないのは覚悟のうえで、6個入りを購入。
朝食用にカフェとパニーニを買って、いざ出発!
TER(フランス国鉄)の旅です。
のんびりと車窓をながめながらおしゃべりしてると
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大西洋が見えて、わあっ!と思わず声が。

到着したのはHendaye(アンダイエ)駅。
(階段でスーツケースを上り下りするのが少々難儀しました)

ここからはバスク鉄道です。
駅が少し離れていますが、TERとバスク鉄道、両方に
チケット自販機がありました。

私たちの目的地はサン・セバスチャン!
しかしバスク語では「Donostiaドノスティア」というんだって。
そしてバスク鉄道の目的の駅は「Amaraアマラ」と、ややこしい…。

自販機で「サン・セバスチャン」を探せずもたつく北欧(たぶん)の
バックパッカーたちに、教えてあげる石子ちゃん。
そう、スペイン語専攻(今も勉強中)で
30年前に同じルートで旅をしたという石子ちゃんが
ここからみんなのリーダーです(ありがとう♡)。

乗り込んだ時はガラガラでしたが
basukutetudo.png
あっという間に満員に!

そして気付いたら国境を越えて
スペインに入っていました。

乗り合わせたフランス人のおじさん(きっと年下)に聞くと
この日、サン・セバスチャンはお祭りなんだと。
(「バスク週間」最終日でした)
楽しくおしゃべりして30分で到着!
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駅前です。ほわあ。とってもキレイ!

サン・セバスチャンのお宿はコンチャ湾近くのアパートメントホテル。
キッチン、リビングに寝室が4つ、バスルームが2つ。
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さっそく洗濯機を回しっぱなしにして
散策&ランチへGO!
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ビーチ、気持ちいいーー!
この辺りがボーダー柄発祥の地なんですって。
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たまたまボーダーのアルミさんと
狙ってボーダーの石子ちゃん♪

ビーチ沿いのレストランはどこも満席。
そこで昼からバル巡りすることに!
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旧市街のバル街はお祭りのせいか
すごい賑わいでした。

では、さっそくバル初体験~!
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ズラリの並んだピンチョスに心躍ります。
石子先生がスペイン語で飲み物を注文。
大きなお皿をもらって自分でピンチョスを選び
そのつど、ニコニコ明朗会計。
まずはビールで乾杯!
ピンチョスはどれもおいしーーーい!
さすがは美食の街だねー、とうなっちゃう~。

はしごして、いろんなお店を食べ歩きだっ!
と入った二軒目では、初めてのチャコリ。
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微発泡のワイン。自家製?なのかな。
アルコール度数は低く、酸味強め。
私はこれが気に入っていろんなお店で飲んでみたのですが
全部味が違っていて面白かったわー

ランチは2軒で切り上げて
いったんホテルに戻ってビーチへGO!
水着に着替えて大西洋(というかコンチャ湾)で海水浴♪
すでに夕方5時ぐらいになってましたが
まだ日が高く、アルコールも入ってたので
はしゃいじゃいました。

キャッキャ言いながらホテルに戻りシャワーを浴びて
夜の部までしばし休憩。
各自、荷ほどきしたり、私は仕事をしたり。
(PC持参でした…泣)

そして夜9時。再びバル街へ繰り出します。
HAKUB.png
まだ少し日が残ってるーー

まずはローソンのヒット商品「バスチー」の元祖のお店LA VINAへ。
大混雑、そして日本人率高し。
カウンターが高く人が多いとカウンター最前列まで到達できません(T_T)
石子ちゃんいわく「店員さんと目を合わせるのがポイント」だそう。
で、このお店では日本人だと分かると
「どうせチーズケーキ」でしょ。みたいな顔をされたとか。
(でも感じはいいのですよ)
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お待ちかねのチーズケーキ!
出来たてのようで、温かくて、
甘さほんのり、焦げの苦みがアクセントで
おーーいしーーい♡
白ワインに合う!! 白金のお店のもおいしいけど
全然違うーーー!
とはいえ、さほどおなか空いてなくて
4人でひと皿(ひと皿に大きな二切れ)。

混雑してたのでそそくさと次のお店に移動。
この日は4軒回って、いろいろ食べましたが
チーズケーキは別としておいしかったのが
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フォアグラ! 味のしみたパンまで本当においしかったー!
みんなはワイン、私はサングリア。

満腹~だったのでブラブラと街を散策しつつ
宿に戻り、1人部屋なのをいいことにバタンキュー。

1日分なのに、こんなに長々書いちゃった。
まだまだ旅はつづくっ!


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レース本番!その④ [メドックマラソン]

バルーンのアーチを5つぐらいくぐって
やっとこさゴール\(^O^)/

ゴール後はまた前日のグルメストリートのところで
メダルをかけてもらって
赤いパックパック、
バラのお花を一輪、
プラカップとストラップ、
そして木箱に入ったワインを受け取りました。
(重い…)
after.png

あ、この時もらった
スポドリみたいなのが好みじゃなくて
喉渇いてるのに飲めなかった…
飲み物テントでふつうのお水をもらって
ボトル2本ごくごく空けちゃいました。

エリア外の道路脇をふと見るとEたんが。
30分ぐらい前から待っててくれたそうです。
私「あの2人は?」
E「まだだよ。この時間じゃゴールできないと思うよ」
私「えーでも抜いてないよ?」

ワインの二重取り防止のため?か
1度ランナーゲートを出たら逆戻りは禁止。
お兄さんにダメダメ!と止められちゃう~。

ゲートの先にはフードテント?や
お水やコーラ、ビールのテントも。
ビールはプラカップで飲み放題なのですごい行列。
しかしどこを見ても石子&アルミはいない…。

「バラバラになった時の待ち合わせ場所、
決めとけばよかったね」と悔やむEたんと私。

やむなく大混雑のゲートで待つことに(これが一番ツラかった)
シャトルバスの時間(17時)が刻々と迫る中、
7時間を超えてようやくピンクの2人がゴーール\(^O^)/

よかったよう、どうしたのーー?

走歴の長いアルミさんが、石子ちゃんを引っ張る形で
6時間半ゴールを目指し順調に走っていたのだそう。
ワインを飲みつつ、牡蠣もステーキも食べたのに
41キロのフロマージュエイドのあとで
アルミさんが足つり…。さらにふらついて立っていられなくなった!んだって[がく~(落胆した顔)]
道端でうずくまっていたら、太った女性ランナーが通り
「私は医者よ。その人、横に寝かせなさい」と。
そのまま40分ぐらい草の上で伸びていた…そうです。…

ほかにも、親切な人たちがいて
「俺たちがゴールまで連れてってやる」というマッチョな男性をはじめ
「あと少しだよ、がんばれ」と大勢に声をかけてもらったそう。

制限時間(6時間半)のゴールは諦めたものの
なんとかシャトルバスの時間までに、と無理やり立ち上がり
「まるでカップルのようにぴったり抱き合って
ゴールを目指した」(石子ちゃん談)
ところがアイスを食べたら
「すーっと元気が戻ってきた」(アルミさん)!

どうやら貧血というか低血糖だったようです。
ふつうマラソンの時は高カロリーゼリーを摂取するのですが
今回は「エイドがたくさんあるから」と持ってなかったのが敗因。
しかもアルミさんは長い時間(4時間半以上)走り続けたことがなかったので
いわゆるハンガーノック状態だったのかと。

私もフルのタイムとしては最長(ワースト)記録でしたが、
ウルトラを何回か経験してるのでダメージは軽かったようです。

アルミさんと石子さんは私よりもたくさんワインを飲んでたけど
カヌレには気付かなかったのだそう。

制限時間オーバーで、「ワインは諦めた」という2人でしたが
完走セットはしっかりもらえました! よかったよかった!!

荷物を受け取り、えっちらおっちら、バス乗り場まで(ちと遠い)。
到着した時は17時を過ぎていましたが、
満席になったバスから1台ずつ発車するようで
まだ何台も空のバスが停まっていました。

一応、「バスに乗れなかった時」のことも考えて
鉄道の時刻なども調べてありましたが、
ポイヤック18時半ごろ発のボルドー行きをめがけて集まった
ランナーで駅があふれかえってたそうです。

私たちは無事にバスに乗れて助かりました。

バスの中でもしばらく具合が悪そうだったアルミさんですが
ホテルに戻ってシャワーを浴びたら完全復活。

予約していたボルドー市内の「La P'tite Brasserie」で
全員そろって打ち上げ[ビール]できました!
petit.jpg
カジュアルなお店でしたがお料理はどれもおいしくて大満足。
ビールで乾杯してワイン1本空け、デザート&カフェでしめて
全部で100ユーロ! 食後のワインまでサービスしてくれました(デフォルト?)
前日、EXPOから帰るバスの中でネットで探して予約したお店でしたが
雰囲気もよくて店員さんも親切。大当たりでした(^O^)v

タクシーで帰る道すがら、
専用?バスから次々降りてくる日本人ランナーが。
まだ仮装のままの人もいました。
後夜祭を楽しんで戻ってきたツアーなのかな?
お疲れさま~と心の中で声をかけながらも
今にも眠りに落ちそうなでした。


石子ちゃんに「liangちゃんが一緒だったらアルミさんも
倒れずにすんだかも…」と言われちゃった。確かにね。
少なくともカヌレを見逃さずに食べただろうから
(カヌレは逃すまいと目を光らせてた)
低血糖は防げたかもなあ。
でも私も必死に捜しながら走ったんだよう。

レース後にポイント地点の経過時間などを照らし合わせてみて
どうやら30キロ手前のワインエイドで私が抜いちゃったもよう。
21.png
ハーフ地点では確実に2人が前にいたのね。

bokka.png
この牧歌的なエイド(26~29キロのどこか)では
すでに逆転していたもよう…

だって…いかんせん、小さいのよ私たち。
そしてでっかいのよ、欧米人。
dekai.png
ワインエイドで、こんな人たちに紛れたら
見逃しすよそりゃ。。

あとね、メドックって「カート」部門もありまして
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3メートル以内であればカートを押しながら走ってもOK。
そしてカートを守るように10人ぐらいの団体で走ってるのね。
しかもまあまあのスピード。
これが後ろから来ると危ない。前にいると視界をふさがれる。
狭い道だと轢かれないように走るので精いっぱい…
もしかしたら、カートに気を取られてるうちに
追い抜いちゃったかなあ……

ランに関しては一番頼りなかった石子ちゃんですが
アルミさんが倒れたことで「私がしっかりしなきゃ」と
力強くゴールしました。頼もしいぞっ!

というわけで、レース本番編はこれにて終了。

オプションのワインシャトー巡りは申し込まなかったのですが
私たちの旅は後半の美食編へと続きます。



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レース本番!その③ [メドックマラソン]

さて、15キロを過ぎ
「3分の1終わったよ~」とハッパをかけるも
Eちゃんの様子がおかしい…。

「ちょっと歩いていい?」というので
前の2人は先にいってもらって
Eたんと私はウォーキングに切り替え。

札幌出身のEたんは暑さが苦手。
雲が消え、気温がぐんぐん上がってます。
日陰がほとんどない、ぶどう畑の中を走るのは
南国生まれの私だってツラい…

歩いたり走ったりを繰り返していると
仮設トイレを発見。幸い2人しか並んでないので
Eたんに先にいってもらって私はピットイン、、
したかったのですが待っても待っても空きません。
2分ぐらい待って、はぐれても困るので
トイレを諦め、Eたんを追うことに。

Eたんに追いついて6つめのワインエイド。
longvill.png
Chateau Pichon longvilleに。
ここはアルミさんが「押えておきたい」と言っていた2級シャトー。
しかし、ワイン好きでお酒も強いEたんが「パスする」…
うーむ、ただことじゃありません。
ここを押えておきたいのは他の人も同じようでテーブルは大混雑。
先に行った2人がいるかよく分からないので裏側に回って
longvi.png
やっぱりいない。それにしても
シャトーの人たち、すごい勢いでグラスを洗って
ワインをサーブしてくれてます。
私も一口だけ飲みました。おお、さすがに深い味。なんちゃって。

あとから見せてもらった石子ちゃんの写真。
balon.png
(ここで10分ぐらい待っててくれたみたい)

歩いたり走ったりを繰り返し、
スタート&ゴールに近いハーフ地点に。

メドックマラソンは8の字のコースで、
真ん中の〇と〇のくっついた所(=ポイヤック)が
スタート&ゴール。
map.png
最初に下の〇を走って、スタート近くに戻り
次に上の〇を走って戻ってきてゴール!です。
(年によって、上の〇から走るコースもあるようです)


過去のレースレポによると制限時間内に関門を通過できないと
ゼッケンをはがされ強制終了になるらしい。。

でもパンフレットにもホームページにも
関門や制限時間の記載はないのよ。
(念のためフランス語の先生にも見てもらった)

ようやく見つけたのが、EXPOで流れてたコース紹介の動画。
ハーフを過ぎたあたりに「3時間30分」という表示
でもそれが何キロ地点なのか、何度見ても分からず…。

とりあえず23~24キロまで3時間30分で行くぞーと
レース前に話していたのでした。

そして途中リタイアする場合、ハーフ地点より先に進むと
ゴールから離れる一方で、戻ってくるのも大変。
回収車はないようなので、自分の足で歩いて戻るしかない。

「この先、あと20キロ走れないと思う」というEたん、
22キロで勇気あるリタイアとなりました。

ゴールで会おうねーとEたんと別れて
時計を見るとすでに3時間20分近く。
どこだか分からない関門を通過しないと
私までアウトになってしまう~~[がく~(落胆した顔)]

「とりあえず関門の所まで行くぞっ!」と
スピードアップ[グッド(上向き矢印)]

でも周りはのんびりムード。
大丈夫なの? と聞きたいけど
隣の集団はドイツ語を話してるみたいだし
聞いてる時間ももったいないし、
とにかくダッシュだーーー[ダッシュ(走り出すさま)]

まったく関門らしきラインが見当らないまま
balloon.png
メルヘンちっくなシャトーの中に。
みんななんだかのんき…(いや、私も写真撮ったけども)

やみくもにこのシャトーの敷地を走っていたら
24キロ地点に計測センサーマットが!
ここが関門だったのか?
電光掲示板の時計は「3時間33分」。過ぎてるじゃん!!!

もしや?アウト??と思ったのですが
通路をさえぎる係の人も、慌てふためくランナーもいません。

あれは関門だったのか…?
いまだに疑問は解消されぬままです。

とりあえず、通過したっぽいので一安心。
torikko.png
関門突破を記念して?かどうかは分からないけど
写真撮影スポットも。
ここでみんなと一緒に撮りたかったなー…。

さてさて。
気温がガンガン上がって、シャトーを通るたびに
300ミリリットルぐらいのペットボトルの水をもらって
チビチビ飲んだり、首にかけたり。

だんだん、例の問題が切迫してきました。
そう、トイレ!です。
ぶどう畑に、、と言われても
budou.png
整然と並んだぶどうの木のあいだに入っても
丸見えざんす。道路のすぐ脇だし。

一応、覚悟を決めて、
ティッシュと
使用済みティッシュ回収用のビニール
を持参していました。。

そのまま、トイレのことは考えないようにして
走っていると、今度は、見つけたーー!

カヌレのエイド!
kanureeid.png
焼きたてなのかな?バックヤードに
どんどん届けられていました。

1つもらってパクリ。
うんまーーい♡♡♡

もう1つシルブプレ。とまたまたパクリ。
脳にガツンと糖分が補給された感じ。

疲れてしょんぼりしてたのに
カヌレ効果で急にパワーが湧いてきました!

いいぞ、私! いけいけ私!!

「〇〇(ゼッケン記載の私の名前)、アレー(いけー)」
と沿道からたくさん声援が。
「メルシー!!」と叫んで、ちびっ子とハイタッチして
びゅんびゅん(当社比)走りますが、
前をいく2人にはまったく追いつけず…。

28キロ過ぎあたり(たぶん)に仮設トイレ発見!
2基に5~6人ぐらい並んでたのですが
一応、行っておくことに。

しかーし、まったく列が進みません。。
あとから思えば、仮装してる人が多いから
時間がかかるのよね。

そして並んでたのは前も後ろも女性だらけ。
男性はぶどう畑で用を足しちゃうからかな?
そう思うとトイレがさほど混んでないのは
立ち〇〇〇が多いから、と言えなくもない…

私の後ろに並んでたイギリス人とおぼしき女の子達、
切羽詰まってたのか、私に「プリーズ、ハリーアップ」って…。
は、はい。。

幸い私は仮装といえるような格好でもないので
すばやく出てこられました。
その子達(娘ぐらいの年齢だったわ)におおげさに
「サンキューーー!」と言われちゃいましたよ(笑

頭もおなかもスッキリして、気持ちよく走るぞー
なんていってももう30キロ地点だし。
…んん?あれれ?!

アルミさんが「絶対飲もうっ」と言ってた
Chateau Lafaite Rothschildをパスしちゃってた…。

ずっと一緒に走る予定だったので
「教えてもらえばいいや」と自分で
どこに何があるかを把握してなかったせいです…。
vinaid.png
いろいろな給ワイン所を通過し(もうどこがどこやら…)
時々、ちょっとだけもらいました。

ほろ酔いのごきげんでも
30キロ過ぎるとツラくなるのがマラソンの常。
さらに後半は小高い場所にあるシャトーが多く
updown.png
アップダウンの連続で足がすり減るよ…

ワインを一口、水をボトル1本分、みたいな
水分摂取を続けていたので胃液が薄まってきたのか
だんだんムカつきも…(T_T)

まさにこのイラストのような状態。
35.png
35キロの距離表示。
てか、このイラスト!
もっとチアアップしてちょうだいっ!

こりゃ生牡蠣、ムリだなーと
なかば諦めつつ走っていました。

そしてやっとこさ生牡蠣エイドに到達。
一応、寄ってみると、、
kaki.png
おお、あるある!

小ぶりなので、イケるかも?
と1つつまんで、山盛り置いてあったレモンを搾り
ちゅるん♪ 冷え冷えで、うっまーい♡

もう1つ、ちゅるん。
塩が利いてて、うっまーい♡
さらに、もう1つ、ちゅるん。

冷たさ、酸味、塩分のトリプル効果で
またパワーがよみがえってきました。
白ワイン(初!)が置いてありましたが
やめときました…

いやー、牡蠣、おいしかったなーと悦に入ってると
すぐ次のリブステーキエイドに到着。
oniku.png
一口サイズのステーキ、少年が運んでくると
あっという間になくなります。
が、すぐに次のお皿が来るので大丈夫!
私も1つだけ。柔らかくてとってもおいしい牛肉でございました。
でもね、お肉はやっぱり座って食したいもんですね。

さ、次はえーっとそうそう、フロマージュ(チーズ)エイドだわ。
ゴールが近付き、食べるモードになってる私。

道路の反対側にありましたよー!
cheesse.png
ハード系のチーズ、フランスパン、そしてぶどうと
ロゼワイン。
このぶどうがおいしくて、3~4粒もらいました。
で、ロゼとチーズもね。

あと2キロだーー。もうちょっと!!
しかし、アルミと石子はどこじゃい!

さ、最後はアイスクリームです。
アイスキャンデーというかね。
ice.jpg
せっせと袋から出してくれる2人。
チョコのとオレンジ?のがあって
オレンジのをもらいました。

ふおお、冷たくて甘くておいしーい。
残り1キロ、なんとか持ちそうだー。

今度は目の前に横断幕が…
cheesse.png
美の最終ポイント?
おじさんに「〇〇、こっちこっち」と言われて
bote.png
写真を撮るはめに。いや、いんだけどさ。
顔にペイントする?ってジェスチャーで聞かれたけど
それはお断りしました。

残り1キロ、周りのランナーが
「キャー!」「ウオー!」と大声を上げながら
どんどんスピードアップ。
私もつられてちょっとだけアップ。

大歓声で迎えられてゴールしました。
タイムは5時間58分。

そして石子とアルミはいずこ?!

(つづくっ)




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レース本番!その② [メドックマラソン]

朝食エイドを過ぎてしばらく行くと
1つ目のワインエイドです。
jarimiti.png
写真の矢印はシャトーに向かうランナーの姿。
ブドウ畑をくねくねと走るとその先にシャトーがあるの、
分かるかな?

1つめのワインエイド、Chateau HautーBatallyに到着。
(ちなみに私の完走ワインはこのChateauのものでした!)
時間もったいないしパスしようか、と話してたのですが
通り抜けできず「飲んどくか」ということで
まずは1杯目。
aid2.png
ちょっと若いかな、なんちゃって。

周りも1杯目でますますハイテンション。
そして全然前に進めないっ!

ようやく広い舗装道路に出ます。
周りは結構ハイスピードのランナーが多かった。
エイドではゆっくり、走れる所は走る、という作戦なのかな。
我々はまたまたキロ7分半ぐらいで
スピードランナーの邪魔にならないよう縦列走行。

…なのに!
斜めに誰か割り込んできた、と思ったら
そいつに足を引っかけられて
気付いたら私、地面に転がっていました。

前を走ってたEたん、後から聞いたら
「いきなり足元にliangちゃんが倒れ込んできた」とのこと。

外人のおじさんが抱き起こしてくれたけど
私はてっきりその人に転ばされたのかと思って
「もーうっ」と毒づいちゃった。
Eたんによると、その人は後ろから来た無関係なランナー。
親切な人にお礼も言えず、大反省。。
たぶん、ノルウェー人。ごめんなさいっ!

で、私。両膝と肩をしたたか打って流血。
頭にでっかいタンコブ。足首もひねったっぽい。

止まる時間ももったいないので
みんなには先に行ってもらい、ゆっくり立て直します。
だてにワタクシ、走歴を重ねておりませんよ。
転倒も何度も経験あり。
痛い、けど、走れないほどではない。
頭はズキズキ痛むけど、ふらつきはないからたぶん大丈夫。

冷静に判断して、走り出し、みんなに追いつきました。
どうやらけっこう心配させちゃったみたい。ごめんね。

そのまま、また走っていると、ぶどう畑の片隅に救護車が。
擦り傷に汗がしみる前に、と、止まって治療を受けました。
「包帯も巻く?」と聞かれたけど、両膝に包帯巻かれたら
もう走れないもんね。「ノン。メルシー」と再び走り出し
先を行く3人を追います。

5分ぐらいで合流。おしゃべりで気を紛らわしながら走ってると
2つめのエイド。やっぱり飲んじゃう~。
だんだん気温が上がって水がないとツラい状況。
hane.png
どこだか覚えてないけど、エイドを出ていくところ。
みんなタイムのロスを取り戻そうとしてるのか
なかなかのスピードです(危険)。

給ワイン所のシャトーは20か所以上あり
全部飲んでたら、ゴールできなくなるかもだから
厳選して飲もうね、って言ってたのに
シャトーを通過するようなコース設計なので
ついついワインに手が伸びる…。。

シャトーはそれぞれに趣きがあって
できればゆっくりしかったのですが
あとまだ30キロ近く走ることを考えると
先を急ぐしかなくて。

5つめ(記憶があやふや)のシャトー。
grass.png

grass2.png
ちゃんとワイングラスで出してくれました。
バックヤードではすごい勢いで
grass3.png
グラスを洗ってた…ありがたい。

舗装道、ぶどう畑、シャトーの繰り返しで
だんだん疲れてきました。。
足がもつれそうになるのは
ワインのせいなのか、ゆっくりすぎるペースのせいなのか…。

そうこうするうちに
ランガールズ(というチーム名でした)に
3つめ(?)の試練が…。

「決断を迫られる」編に
つづくっ!





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レース本番!その① [メドックマラソン]

昨日はMGCを沿道で観戦してきました。
目の前でトップ選手の激走を見てじーん…。
お母さんみたいな気持ちで見守っていました。

42キロは長いよね…
とはいえ彼らが走ったのは2時間ちょい。
その3倍の時間かかった私たちのメドックレースレポです。

※大会前、過去に走った人のブログを読み、とても参考になったので
私も少しでも来年エントリーする人の役に立てるよう
レポしていきたいと思います。


当日の朝は5時起きで支度。
朝食は、日本から持参したカップうどん、
スーパーで買ったバナナ、
アルミさんが作ってくれたおにぎり♪(レンジがあってよかった!)

コスプレウェアの上に寒かったのでシャカシャカ上下を着て
ホテルの外でタクシーを待ちます。

6時半のシャトルバスに乗るので
タクシーの予約は6時。チェックインの時に予約済み…

なのに、タクシーがダブルブッキングで来なかった…[がく~(落胆した顔)]

やむなく2.5キロを走ってバス乗り場まで。
少しでも足を温存したいのに…

汗ダクになってバス乗り場に到着。6時30分過ぎになっていました。
バス乗り場は前日のEXPO行きとは違う場所です。
カンコンス広場から2本北の通りにバスがズラリ。
歩道にはコスプレランナーがひしめいていました。

でもこれまた、係のお兄さんの要領がよくないので
全然列が進まず、延々待って7時ごろにようやく乗車。
たぶん、最後の1台でした。
(歩いていっても間に合った?!)

バスの中で経口補水液をチビチビ飲みます。
メドック地区に入った辺りで窓の外は豪雨!
止んでくれー!という祈りが通じたのか
8時過ぎに到着した頃には雨が上がっていました。ラッキー♪

降りてすぐのトイレは長蛇の列。
とりあえずパスしてスタート地点に向かうことに。
するとランナーの人だまり。全然前に進まない。
周りの人たちはみんな荷物を持っていなくて
荷物預けしたい私たちは焦り出します。
ごめんなさい!と心の中で謝りつつ、ズルして横から前に。
すると、狭い入り口でボディ&荷物チェックをしていて
そこが渋滞してたのでした。

スタート地点に近付くと人々のざわめき。
興奮した空気があたり一体を覆っていました。
もうね、スーパーマンだらけ笑
外人さんはテンション高いのであちこちで奇声(?)が…笑
start.png
前日グルメストリートがあった川沿いのエリアに
荷物預けテント、トイレ、朝食のテントがありました。
taikai asagohan.png
バゲットにチーズやトマト、サラミなどを
その場で挟んでサンドイッチに(たぶん無料)。
おいしそう~! だけどマラソン前はムリー!!

とりあえずトイレに並びます。
道路側と河原側に仮設があったのですが
河原側のトイレは混んでなくて
10分ぐらい待って入れました。
(みんなコスプレしてるので、トイレの時間が長いのよ)

荷物預けテントでタグをもらい
ゼッケン№を書いて預けます。
時間ギリギリだったからかスムーズ。

9時15分ぐらいにスタートの列に並びます。
2014年に出たHちゃん情報で
「後ろに並ぶと最初の5キロはずっと歩きになる」
と聞いてたのでなるべく前へ。
おかげで、空中ショーもよく見えました。(長かった)
start1.png
音楽がガンガン流れブルーインパルスも飛んできたー!
とにかく派手! 周りもみんな笑顔で、
緊張感よりウキウキ、気持ちが高まります。

スタート時刻の9時半になっても
動き出さず、あれれ?と思っていたら
号砲(が聞こえた気がする)で一斉にスタート。
案外、動いてます。走れます。
でも人が多すぎてはぐれそう!
「縦一列になろう」と声を掛け、

①安定してフルを4時間半で走るアルミさん、
②5時間半~6時間で3回完走の石子ちゃん、
③名古屋を5時間02分で走ったEたん、
④2年ぶりサブ4の私
…の並びで、しばらくは淡々と。

沿道から大声援を受けながら
街中を抜け、すぐにぶどう畑へ。

聞いていたとおりの砂利道ですよ。
砂埃が上がってます。サングラスしないとね。

そしてやはり聞いてたとおり、
ぶどう畑へ駆け込んで用を足す男性ランナーたち…。
女装してる人も多いので「んん?!」と思って見ちゃったり…汗
でもね、丸見えなの…。これは、万一、ぶどう畑にですることになったら
どうしよう~と不安になります…[たらーっ(汗)]

キロ7分20秒ぐらいの予定通りのペースで走っていたら
急に前が詰まりました。何事?と思ったら
「Petit déjeuner」朝食コーナー(約3キロ地点)です。
puti dyu.png
私はお水のペットボトルだけもらいました。
クロワッサン、おいしかったって(^.^)

バゲットを持ったまま走ってる人もいましたよ。
puti dyu2.png
(思わず激写)
どんだけハラヘリ?!笑

このあと、エイドのたびに大渋滞。
道が狭いので横を抜けることもできないで
歩いたり、止まったり。時間が気になる…[たらーっ(汗)]

次回、「まさかの出来事」につづくっ!
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前日受付&エキスポ! [メドックマラソン]

マラソン前日、午前11時に大会のシャトルバスで
60キロ離れたポイヤックへ向かいます。

渋滞するボルドー市内を抜けしばらく走ると
もうシャトーが点在するメドック地区です。
車窓からブドウ畑を見つつ、翌日の(主にトイレの)ことに
思いを馳せます。

そう!だって「トイレがないから、ブドウ畑で用を足した」という
経験談をたくさん読んで、3時間台で走っても必ず1~2回トイレに行く私としては
戦々恐々…。しかし、
次々に現われるシャトーにテンションあがるランナー達。

およそ1時間半でポイヤックに到着。
テントが並ぶエキスポ会場。
マラソンのスタート&ゴール地点でもあります。

入る前に荷物&ボディチェックがありました。
(おざなり、なのに時間がかかる…)
expo.png
ワインのブースやビールが飲めるスタンドがありました。
↑の右下のは最後尾の山車。こいつに抜かれたらアウト?なのか?!

まずはゼッケン引き取りです。
しっかりめの巾着バッグには
ゼッケン、Tシャツ、パンフ、(景品)ミューズリー。
安全ピンは欲しい人だけなので、ここで忘れずもらわねばです。
ukeuke.png
Tシャツは男女別のサイズでした。
ユニセックスかと思ってSサイズを申請してたら、ピチピチ…(T_T)
後ろは杢グレーでおしゃれなので着たかったけどさ、、、
(や、痩せればいんでしょっ。)
仮装を忘れた人のために(?)コスプレショップもありましたよ!

もうひとつ、大会当日のボルドーーポイヤックのシャトルバス(要・事前予約)の
乗車チケット代わりにブレスレットを受け取ります。
bus.png
これは大会のあと、帰る時も必要。(厳密にはチェックしてないけど)

さーて、おなかが空いてきました。
川沿いにグルメストリートが出現していますよ。
gurume.png
観覧車やメリーゴーラウンドもあって
お祭りみたい。そしていい匂いが漂ってきます。
ワイン、ビール、お肉、アイス、チーズなどなど
そそられる屋台がズラリと並んでいます。
しばし悩んだ末、私たちが選んだのは、、
lunch.png
エスカルゴ、オリーブ、サラミ
そしてフレンチフライ。
ワインは翌日たくさん飲む予定なので
ビール!
川べりのテーブルでのーんびりランチタイム。

ワイン博物館?みたいなところに入って
お土産を物色しつつトイレを済ませ
シャトルバスに戻ってボルドー市内に戻ります。
14時半に出発し16時前に市内に着きました。
シャトルは折り返し、17時(かな?)のポイヤック便に。

ツアーで申し込むと、この前日受付しなくてよいので
時間がない人には便利ですね。
バスに3時間も乗ってるんだもの。疲れちゃうしね。
でも、独特の雰囲気を味わえたので
私たちは満足でした。

ホテルへの道をブラブラ歩きながら、
お目当ての、もうひとつのカヌレ専門店La Toque Cuivrée へ。
こちらはボルドー市民に愛されるお店とのこと。
canulle3.png
大中小のサイズがあって、お値段もお手頃。
(もうひとつのお店の4分の1ぐらい)
canulle2.png
箱もかわいい♡
とーっても残念なことに日持ちしないの。
小さいのは当日、中は2日、大は4日と言われました。
イートインはなし。大を8つテイクアウト。

翌日はフルマラソンなので、この日の夜は
ホテルで済ませることに。スーパーに寄り、
セルフのサラダコーナーで調達。
野菜やお豆、チーズ、卵、穀類など30種類。
dinner.png
自分で好きなように詰めてグラム単位で値段が出ます。
私はちょっと詰めすぎて80ユーロぐらいになっちゃった。
キヌアとか麦とか穀物も多めに取ったからかな?
アルミさんが買ってくれたケシの実パンと共に
一応、カーボローディングできたし、大満足でした♪

夕方6時半ぐらいの街中。
8時ぐらいまで明るかったです。
ugata.png

(レース当日編につづく)


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ボルドーに到着! [メドックマラソン]

大会の前々日、木曜の夜にパリ経由ボルドーに到着しました。
シャルル・ド・ゴール空港のトランジットは3時間弱。
日本にもあるけどPAULでいいや、とビール&サンド。
paul.png

約1時間のフライトでボルドー空港に到着。
ターンテーブルには大きなワインボトルが♪
airport.png
この日、日本から来たマラソン参加者で荷物ロストした人もいたみたい。
一緒に行ったEちゃんは、ちゃんとそのへん考えて
ウェアやシューズを手荷物にしていました。
幸い、私たちのスーツケースはちゃんと出てきて
すぐにタクシーで市内のホテルへ向かいました。

宿泊したのはアパートメントホテル。
レンジやシンクが各部屋にあって便利でした。
難点は少々中心地から遠いこと。とはいえ2.5キロ。
2日前倒しで渡仏し、パリからTGVで到着していた石子ちゃんと合流。

持参したおやつをつまんで、早々に就寝。

翌朝は6時半に起きて市内観光がてらジョグ。
まだ真っ暗な中、写真を撮りまくるジャポネーゼ。
jog.png

ポイントをチェックして、川沿いへ。
たくさんジョガーがいました。
乗り捨てられたキックボードで記念撮影。
kickboad.png
街じゅう走ってましたよー。レンタルもあり。
乗って(走って)みたかった…

明かりが見えたので入ってみたら
march.png
マルシェでした。

7時過ぎたあたりでパン屋さんを見つけて朝食。
tyousyoku.png
フランスだからクロワッサンとカフェオレ!
…という3人。私はコーヒーとアップルパイ。
さくさくおいしい。コーヒーもおいしい。幸せ。

歩きも入れて合計7キロ。
大会前日なのでこんなもんです。
朝は肌寒いぐらいで走りやすい気温でした。

ホテルに戻ってシャワーを浴びて
ゼッケン引き取りに向かいます。

今度はトラムに乗って街の中心地へ。
シャトルバスの乗り場を確認したあと、
カヌレ専門店「CANELÉ BAILLARDRAN 」へ。
街じゅうにあるチェーン店。ちとお高め。
中心地のお店は優雅な内装でイートインも可能。
カヌレ.png
飲み物を頼むとミニカヌレがついてきます。
canulle.png
この旅での初カヌレだったので「おいしーい」と感激。
ボルドー発祥のお菓子だもんね。
店員さんたちもキュートで、入ってよかったーと思ったのですが
誤算はトイレがなかったこと。
がーん、と思ったら「公園のトイレがあるわよ」って。
知ってるけど有料でしょう? 仕方なく、おつりをもらうときに
(ちょっと嫌みっぽく)「トレイ用のコインを混ぜて」と頼むと
「そこのは無料よ」!! あ、そうでしたか、失礼しました。
tourist.png
(このツーリストオフィスの前のトイレです)

そうこうするうちに時間がきたので
シャトルバス乗り場へ。

ボルドーからメドック地区の中心ポイヤックまで60キロ。
鉄道でも行けるけど本数が少ないので
大会のバスが便利です。(要・事前予約)
shuttle.png
カンコンス広場の北側の道路にズラッとバスが並んでいまして
ビブスをつけたおじさんがリストをチェックしてました。

バスに乗り込み、エキスポ会場へGO!

(つづく)


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